COVID-19感染症対策について
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い引き続き感染症対策を強化します。ご理解ご協力をお願い致します。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い引き続き感染症対策を強化します。ご理解ご協力をお願い致します。
※スタッフが陽性者の濃厚接触者となった場合や、37.5℃以上の発熱、明らかな感冒(風邪)症状がある場合は2週間休職します。
※当クリニックでは発熱外来は実施しておりません。
※受診は予約制となっております。受診を希望される方は必ず電話にてご連絡下さい。
クリニック感染対策の動画をアップしています。ご視聴下さい。
https://youtu.be/4y3pHVNwSYE
日本橋神経クリニック 院長
この度縁あって、日本橋にてんかん専門のクリニックを開業することになりました。
私は、学生時代からボランティアとして日本てんかん協会の様々な活動のお手伝いをしてきました。そこでてんかんのある人やそのご家族から多くのことを学び、その方々の喜怒哀楽も身近に感じてきました。大学を卒業後、1989年より30年間、静岡てんかん・神経医療センターにて、てんかん診療一筋に打ち込んできました。
てんかんは全国に100万人の患者さんがいるとても身近な病気で、適切な診断と治療が提供されたら、7~8割の人は発作のない生活を送ることができます。慢性疾患であるてんかんは将来を見越した、あるいはライフステージに合わせた治療が求められます。近年、多くの抗てんかん薬が発売され、それぞれ特徴があり、一人一人の患者さんに合わせた薬物の選択が可能になってきました。
心理社会的治療は、薬物療法や外科療法などと並んでてんかんの治療の両輪の一方です。
てんかんの心理社会的治療の一つに、MOSES(モーゼス)というプログラムがあります。MOSESは自立した生活を身に着けるための手段であり、小児期医療から成人期医療への移行のための手段としても利用できます。
私はこれらのことを、てんかん診療の最前線で実践しようと思います。まだまだ始まったばかりの分野です。一緒に育てていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
合併症の診断や治療、てんかんの詳細な検査、外科療法、食事療法などてんかんのある人の多様なニーズに応えるため、以下の病院と医療連携登録を行っています。
てんかん発作は、脳の神経が発作の間だけ過剰に働いた結果現れるもので、症状は多岐にわたります。けいれんだけがてんかん発作ではありません。
てんかんの有病率は人口の0.8%、日本では約100万人の患者さんが治療を受けていると推定される身近な病気で、赤ちゃんから働き盛りの方、高齢の方まであらゆる年齢で発病します。
原因は生まれる前や出生時の障害であったり、脳炎や外傷・脳腫瘍、脳血管障害、アルツハイマー病など多彩で年齢により特徴があります。
てんかんの治療は薬物療法が基本です。それでもなかなか発作がとまらない場合に、外科治療や食事療法が検討されます。
治療により7~8割の方は発作がとまり、20年後には5割の方は服薬しなくても発作が起こらなくなります。治療は発作を止めることが目的ですが、発作がとまることにより発達が伸びる、行動障害や記憶障害、うつなどの併発症状が治まることもあります。運転免許が取得可能になるなど社会生活の改善も見込まれます。積極的に発作をとめる努力を続けること、いいかえれば、病気に前向きに取り組む意欲は治療上とても大切で、MOSESはそのための治療手段です。